血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度を示した数値を言います。
ブドウ糖は、グリコース表現されることもありますが、
日本ではブドウ糖の方がなじみがあるでしょう。
血糖値は、血液検査を行い数値を調べます。
空腹時の標準血糖値は、80から100mg/dlが最も優秀な数値で、
最近では上限が160mg/dlの範囲であれば、可とされています。
しかし、健康維持を心がける場合は、130mg/dl程度に留めておく方が良いでしょう。
血糖値の数値が高い場合には、体のどこかが痛んだり、
体調不良を訴えたりすることはなく、いつもよりも のどが渇いたり
トイレに何回も行くようになる、などの症状が現れますが、
なかなか、血糖値が上昇していることに気が付かない場合が多いようです。
血糖値が上昇したままの状態で進行していくと、
「神経障害」「網膜症」「腎症」などの疾患にかかりやすくなります。
血糖値はブドウ糖の血中濃度を示す数値ですが、脳の栄養といわれることもあり、
全くとらずにいると、身体に栄養が不足し、活発に活動することが出来ません。
また、低血糖症という疾病に繋がることもあり、めまいなどの原因に
なる場合もあります。しかし、摂りすぎれば、体内の臓器などに
さまざまな影響を与える可能性が高くなります。
ですから、数ヶ月に1度、検診を行い血糖値をコントロールする必要があります。
最近は、食事が欧米化しており、糖尿病の予備軍は、5人に1人と言われています。
食習慣も大きく影響しますが、ストレスや不規則な生活も大きく関わるので、
まずは、生活習慣を見直す必要があります。
多く摂りすぎた糖分は、インスリンが作用し、血糖値を下げることが出来ます。
そして、少ないときは、グルカゴンやアドレナリンによって、
自然に体が血糖値をコントロールしていますが、インスリンが作用しにくい場合や
血糖値が高い場合は、糖尿病へと移行していきます。
血糖値は、痛みもなく目に見えないものなので、健康維持のために定期的に検診を行いましょう。