健康志向の高まりなどによって、血糖値の数値を気にする人は増加傾向にあるようです。
また、定期的に健康診断をおこなったり、健康によい生活を
心がけたりしている人も増えています。
血糖値を知っていることは実は、大変、健康管理に役立つのです。
血糖値の数値が高いままにしておくと、血管疾患にかかりやすくなります。
近年、話題になっているメタボリック症候群は、内臓脂肪の蓄積と
血中脂質の異常、空腹時の血糖値、高血圧の3種類の異常のうち、
2つ以上が当てはまると、メタボリック症候群と診断されます。
メタボリックとは、代謝を意味しており、代謝には血液の流れが
重要になります。しかし、血糖値が高く、正常に血液循環が行われない
場合や粘度の高い血液によって、毛細血管にまで血液が届きにくいと、
体にさまざまな弊害が生じてきます。
メタボ、メタボと世間で大騒ぎされて
すっかりこの言葉が定着しつつありますが、
メタボと血糖値とは どういった関係があるのでしょうか。
また、どうして血糖値が高いと危険なのでしょうか。
腹囲や内蔵脂肪の測定によって、メタボリック症候群が懸念される場合は、
空腹時の血糖値を測定します。
その結果、110mg/dl以上の場合は、さらにメタボリック症候群の
危険が高まります。その理由には、血糖値の数値が高いということが、
血中に糖分が多く存在していることを意味します。
血液中に糖分や脂肪の分解を妨げる代謝異常になっていると、
動脈硬化の原因になります。そして、それを放置しておくと、脳卒中や心筋梗塞の原因になるのです。
このようなことから、血糖値を測定することで健康管理に役立てることが出来るのです。